プロローグ
2009年10月 9日 10:10
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交通の事情などから、
一番札所の徳島まで足が伸びなかったので、
高松に前泊することに。
夜は、久しぶりに会う高松在住の友人と、
さぬきうどんや、隠れた高松名物の、
骨付き地鶏をいただいた。
翌朝、泊まっていたホテルまで、
タクシーの運転手さんが迎えに来られる。
一週間以上の旅となると、
荷物の嵩もなかなかだったので、
駅まで歩かなくてよく、とても助かった。
互いに、簡単に
「こんにちは!」「よろしくお願いします!」と
挨拶を交わして、早速車内へ。
今回お世話になるドライバー、長野さんは、
お遍路に携わって20年の大ベテランなのだそうだ。
どうやら、話を伺っていると、
実は、何回かに分けて、週末に
バスツアーのお遍路をするよりも、
数人で一気にタクシーで回ったほうが、
トータルの値段は安くなるのだという。
「荷物はトランクにいれておけばいいから楽だし、
小回りや融通はきくし、いいことばかりやけどねー」
と長野さん。
徳島の一番札所を目指すまでの道中、
まずお遍路のパンフレットをいただき、
続いて、車内のテレビで、
お遍路の心得や歴史を簡単に紹介するビデオを
見せてくださる。
「わからないことは何でも聞いてねー」
という長野さんに、いろいろ質問をしているうちに、
一番札所「霊山寺」が、近づいてきた。
荷の上に載せる菅笠いわし雲 紗希 (神野紗希 記)