私のお遍路体験記 ~八十八ヶ寺と奏でる私の詩~

34番 種間寺 ―通り抜けて―

2009年12月20日 13:35 記事一覧に戻る

34番 柄杓

底のない柄杓?

34番 観音

このお寺は、安産祈願の寺として知られている。
妊娠したことが分かると、まずこのお寺で安産を祈願し、
柄杓の底を抜いたものを授かる。
通りがいいという意味があるそうだ。
そして、安産できたら、その底のない柄杓を奉納する。
このように安産祈願できるお寺だが、
この種間寺、という名前の種という言葉は、穀物の種を意味し、
牧草地帯であったこのあたりに大師が、
中国から持ち帰った種を蒔いたことからこの名前がついたそうだ。


34番 ツアー客


山門がないので、気軽に参拝できる。
朱色の杖を持っている人が、先達さんである。
お遍路のプロ、ということだ。(資格もいるらしい)


立派な松もあった。
34番 松


秋雲や走る自転車垂直に   る理
                                                                           (野口る理 記)