72番 曼荼羅寺 ―新たな伝説へ―
2010年4月21日 09:27
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枯れるものも咲くものもある。
ここは、大師の出身貴族である佐伯氏の氏寺であるから、
大師の実家に当たるところらしい。
また、西行法師が使ったという伝説のある、昼寝石と笠掛桜もある。
西行法師は体の小さい人だったのだろうか。少し寝転びにくい。
大師の手植えといわれていた不老松は、2002年に枯れてしまった。
写真で見る限り、枝が広く広がってとても美しい。
現在は、その幹で大師の像を彫ったものがある。
そして、松があった場所には、
枝垂桜が同じように枝を広げようとしている。
これもきっと、後々伝説となっていくのかもしれない。
朝顔の壊るるやうに咲きにけり る理
(野口る理 記)