高野山讃岐別院

あなぶきトラベル

高野山讃岐別院 創建100年記念四国八十八ヶ所霊場めぐり供養の旅

〜光明真言十万遍唱える達成の旅〜

この企画について

お遍路めぐりが一般市民にも親しみのあるものとして普及し始めた明治時代。
お遍路で四国を訪れた人々はまず高野山讃岐別院にお参りしてから巡礼に向かっていたそうです。
2018年は高野山讃岐別院の創建100年という記念すべき年を迎えます。
この度、あなぶきトラベルと高野山讃岐別院の共同で「光明真言土砂加持(こうみょうしんごんどしゃかじ)」を行いながら巡る、特別なお遍路を企画いたしました。

真言密教の秘法「光明真言土砂加持」を行う、八十八ヶ所霊場めぐり

慇懃(いんぎん)にお加持しました貴重な加持土砂を密教秘伝の土砂器に入れ八十八の霊場をめぐり、光明真言を総数十万遍お唱えいたします。
そして成満のあかつきに、その功徳に満ちた加持土砂を授与いたします。

峰見行聖氏

高野山讃岐別院主監 峰見行聖氏

皆様へのメッセージ

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皆さまこんにちは。私は高野山讃岐別院・主監の峰見行聖でございます。

高野山讃岐別院は、江戸時代の高松城下の東の端、仙場川の西岸、今の琴平電鉄志度線の今橋駅の西の住宅街にございます。
当院は明治16年に、現在の地より西に100mほどにございます無量寿院境内地に、高野山金剛峰寺に千年の間おまつりされていました祈親上人御作と伝わります「弘法大師御尊像」が御勧請され、高野山出張所として創設されたことにより、その歴史がはじまります。そののち、大師御尊像は大正8年に現在の地に移設され、高野山讃岐別院として寺院建立されました。それ以降も「四国のおだいしさん」とお遍路さんに親しまれ、人々に、中でも企業家の方々によき道を示してくださる「導大師(みちびきたいし)」として熱心に御信仰され、今日に至っております。

毎朝7時からの朝のおつとめ、毎月10日の写経会、21日の大師講、28日の不動護摩祈願、また、お正月恒例7日の新春祈願大般若法会、3月20日の正御影供逮夜法会、6月15日の大師誕生会アヤメ祭り、7月15日のお盆ろうそくまつり、12月15日の金剛界、胎蔵界、大土砂加持大法会、と、たくさんの行事に大勢の人々が集い、香川県あるいは四国の大師信仰の要として隆盛をほこっています。

その行事の中でも年末12月15日の大土砂加持大法会は、弘法大師秘伝の教義にのっとり、香川県下の寺院住職参集のもと、金剛界・胎蔵界両部の法要をつとめ上げております。
土砂加持法要自体は、20年程前までは、香川県下では一般信徒のお屋敷等で、亡くなったご家族の満中陰あるいは五十週忌の追善供養の際、ご自宅にお寺さんから祭壇を借り、おまつりし、十数名の僧侶に来てもらい、1日かけて修行(しゅこう)していました。
それほど香川県では一般の方々にも広く信仰されていた土砂加持法要でございますが、現在では住宅事情、経済的理由により、施主として家での追善土砂加持法要をつとめる方がいなくなりました。

密教の教典にこう伝わるものがございます。
「光明真言をもって土砂を加持すること、百八遍、亡者のしかばねに散じ、あるいは墓の上、塔の上に散ずれば、その亡者、地獄餓鬼もしくは修羅の中に在りとも、大勧請光明真言加持土砂の功力によって光明を得、諸の罪報を除き、受くる所の苦しいおいたちを捨て、西方極楽国にゆき、蓮華に生じ、よって菩提をなす」

弘法大師さまは、この秘伝により日本で初めて満濃池の修築事業の際、この土砂加持法会を厳修され、それにより満濃池の氾濫はおさまり、多くの犠牲者の御霊は供養されたことから、香川県下にこの土砂加持法要会が広く信仰されていると聞きます。

一方、光明真言はお唱えするごとに「大日普門の万徳を二十三字に摂め(あつめ)たもう、一心に唱えたてまつれば御仏の光明に照らされて、三妄(まよい)の霧がおのずからはれ、清き心の御霊はあらわれて、くもりのない月が闇を照らし、変わりなき真理を照らして迷いがなくなる」
と示されています。
また、土砂加持法会には塔婆建立もならわしとなっております。
塔婆とは仏身の妙容にして一切諸仏の総体なり、この高顕を一たび見、奉るものは、長く三悪道を離れ、浄界の安楽を得るといわれております。

話は変わりますが、平成30年は高野山讃岐別院にとりまして大変記念すべき年でございます。
最初にごあいさつで申しました通り、大正8年創建の当院は、来年平成30年が創建100年のメモリアルイヤーでございます。
今回あなぶきトラベルさんよりお話をいただき、四国八十八箇所霊場巡りに、当院年末厳修の大土砂加持法会で、慇懃にお加持しました貴重な加持土砂を、密教秘伝の土砂器に入れ、八十八の霊場を巡り、それぞれの霊場の弘法大師さまをおまつりしています御影堂、御宝前にて、もろもろの迷いを消し去る光明真言を皆様とご一緒に、総数十万遍をお唱えし、それぞれの皆様方の大切なご先祖さまの追福功徳を以って塔婆を造立し、成満のあかつきには、皆様でその功徳の満ち満ちた加持土砂を割け、授与し、また大切な方の御臨終の際、御遺体の上に散じたり、あるいは御納骨の際にお墓のカロート(納骨室のこと)に散じてください。
その功徳によって心の花は白蓮の台(うてな)に開き、心の中にある仏性は了然として円かに成ぜることでございましょう。

また功徳のつまった塔婆は開眼供養し、讃岐別院本堂御前に建立し、永く皆様方の家門反映、子孫長久を当院本尊弘法大師さまにお祈りたてまつります。

平成30年の当院創建10年記念のこの機会に、密教伝承の秘儀、加持土砂と、皆様方の巡礼の功徳を以って、いままでにない四国巡礼をなさってみてはいかがでしょうか。

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企画内容について

光明真言土砂加持について

「光明真言土砂加持」は真言密教の秘法で、真言僧侶が光明真言で清らかな砂を加持することで聖なる砂とすることです。この土砂をお墓に撒けば、どんな人でも極楽往生すると言われています。
光明真言は仏菩薩の根本真言であり、真言宗では最も重要視されています。

四国八十八ヶ所めぐりに、高野山讃岐別院の僧侶が同行いたします

皆様と旅を共にするのは、高野山讃岐別院の僧侶の方々です。
ご一緒される皆様と共に読経し、光明真言を唱え、お参りごとに土砂を加持いたします。

加持された土砂を持ち、八十八ヶ所をめぐります

高野山讃岐別院の僧侶が加持した土砂と共に八十八ヶ所のお寺を巡り、お参りごとに僧侶と皆様で光明真言をお唱えします。

角塔婆の前で光明真言を唱えます

角塔婆は、仏様を表す塔婆です。この前で光明真言を唱えると、ご先祖様も私達も安楽を得られます。

お唱えするお経を、お寺ごとに僧侶が選びます

本来のお遍路ではお唱えする内容は決まっているものがありますが、今回は高野山真言宗の僧侶がいつも唱えているお経を唱えます。

僧侶と皆様で、合計十万遍の光明真言を唱えます

大師堂では、土砂器に向かって僧侶と皆様で共に光明真言を最終的に10万遍お唱えします。
仮に30名様がご参加の場合、1つのお寺で42遍の光明真言をお唱えし、それを八十八ヶ所で行うと11万880遍の光明真言の回数となります。

最終日に大土砂加持法会に参加し、土砂を授与いたします

最終日の2018年12月15日に、高野山讃岐別院で開催される「大土砂加持大法会」にお参りいたします。
1年かけて願いを込めた土砂を法会にて加持し、功徳に満ち満ちたその土砂を、参加された皆様に授与されます。

僧侶のご紹介

  • 峰見 行聖 氏

    峰見 行聖 氏

  • 牟礼 弘雅(こうが) 氏

    牟礼 弘雅(こうが)

  • 天野 龍治 氏

    天野 龍治 氏

  • 山口 龍法 氏

    山口 龍法 氏

ツアーに参加する際の注意事項

こちらの企画では、公認先達の同行はございません

同行するのは高野山讃岐別院の僧侶で、公認先達の参加や、八十八ヶ所めぐりの作法や手順の説明やサポートなどはございません。あらかじめご了承ください。

各お寺で唱えるお経は、この企画独自の選択となります

平素の四国八十八ヶ所めぐりでお唱えするお経は決まったものが多いですが、この企画では、高野山真言宗の僧侶が唱えているお経を主として、平素とは違うお経を唱えます。
皆様には、高野山金剛峰寺より出版されている冊子をお渡しいたします。

持ち物について

お参りの際には、以下のお道具をご用意ください。
こちらの三点につきましては必須用品となりますので、お持ちでない方はご購入をお願いいたします。

※説明会会場での販売ブースまたは一回目の巡礼用品専門店へ立ち寄った際にご購入いただくことも可能です。

  • 輪袈裟

    輪袈裟

  • お塗香

    お塗香

  • 本念珠

    本念珠
    (僧侶が使っているものと同じもの)

御納経されるお客様へ

納経料金(1ヶ寺につき) / 
軸:500円 帳面:300円 白衣:200円

納経は代行いたします。お一人様につき軸1本、帳面1冊、白衣1枚までは無料で代行いたします。
当日、バス車内にて納経用品と納経代金を添乗員にお預け下さい。

※用品には必ずお名前をお書き下さい。

ツアー日程・行程

17回にわたるツアー全日程が終了いたしました。
数多くのご参加をたまわり、誠にありがとうございました。

旅行条件

添乗員の有無

同行いたします。

最少催行人員

25名

旅行代金に含まれるもの

  • 旅行日程に記載した利用交通機関(航空機、船舶、鉄道、バス等)の料金
  • 旅行日程に記載した食事料金
  • 旅行日程に記載した観光料金
  • 添乗員が同行するために必要な諸経費

旅行代金に含まれないもの

前項に記載したもの以外は、旅行代金に含まれません。その一部を以下に例示します。

  • 超過手荷物料金(各種運送機関で定めた重量・容量・個数を超えるもの)
  • クリーニング代、電報・電話料、追加飲食等個人的性質の諸費用およびこれに係わる税・サービス料金
  • ご希望者のみ参加されるオプショナルツアー(別途代金の小旅行)の代金
  • ご自宅から発着空港等集合・解散地点までの交通費、および旅行開始の前日、旅行終了日当日等の宿泊費
  • 空港旅客施設使用料
  • 傷害・疾病に関する医療費等
  • 国内旅行保険(任意保険)

旅行条件のその他の項目は、こちらからご覧ください。>>旅行条件書

高野山讃岐別院について

高野山讃岐別院の建立について

高野山讃岐別院は、明治16年に高野山出張所として建立されました。
明治の時代に廃仏毀釈などで密教が衰退の危機にあり、高野山でも山の上で人々が暮らせなくなりそうな事態となっていた時に、香川県の室生寺を始めとした地方寺院が協力して高野山を応援したことがきっかけとなり、高野山金剛峰寺に祀られていた、祈親上人御作と伝わる「弘法大師御尊像」がご勧請されたことによります。

弘法大師御尊像

大師像は現在、普段は厨子の中に閉めた状態にあり、6月15日のお誕生会、12月15日大土砂加持大法会、この2回の法会の時にご開帳して拝見できます。

不動護摩祈願

高野山讃岐別院では、毎月28日に「不動護摩祈願」を開催しております。
護摩供養祈願は、真言行者が住職となるために行う行のひとつで、願い事を書いたもの(護摩)を火で焼き尽くし天上にいる仏へお伝えするという、空海直伝の書に記された手法です。
護摩供養の様子をムービーと写真にまとめましたので、どうぞご覧ください。

不動護摩祈願ムービー

ロングバージョン(約10分)

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ショートバージョン(約1分)

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