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掲載期間 2018年5月18日~2018年9月28日

伊藤若冲の優品約30点を一挙公開! 福田美術館「若冲激レア展」【終了】

伊藤若冲の優品約30点を一挙公開 福田美術館

福田美術館開館5周年を記念して特別開催するのは、略称「若冲激レア展」。世界初公開となる伊藤若冲《果蔬図巻(かそずかん)》を、福田美術館が所蔵する若冲の作品約30点と共にお披露目します。

《果蔬図巻》は寛政2年(1790)以前、若冲が70代の時に描かれた全長3メートル余りの大作で、若冲ならではの美しい色彩を用いてさまざまな野菜や果物が描かれた巻物です。70代で色絵を描いた例は少なく、重要文化財に指定されている「菜蟲譜(さいちゅうふ)」(佐野市立吉澤記念美術館所蔵・重要文化財)の前年に描かれていることから、今後若冲に関する研究を進める上で大きな意味を持っていると言えるでしょう。

また、若冲と深い親交を持っていた相国寺の僧・梅荘顕常(大典)(1719-1801)の直筆による跋文が、巻物の最後に添えられており、《果蔬図巻》の価値をより高めています。大典は本作を絶賛すると共に、依頼者や若冲との交流についても述べており、史料としても大変貴重です。

本展覧会では《果蔬図巻》に加え、当館が所蔵する若冲の作品約30点を一挙公開。現存する若冲の作品の中で最も若い時期に描かれたとされる《蕪に双鶏図》や、大典と共に京都から大阪まで舟で移動した時の風景を元に制作された版画《乗興舟》も展示。また、若冲が影響を受けた白隠禅師や中国清の画家、沈南蘋やその弟子たちの作品も併せて展示することで、未だ謎が多い若冲の人生を垣間見るような構成となっています。

ご昼食は、湯豆腐付き京御膳をご用意させていただきます。


【運行バス会社:琴参バスまたは同等クラス】

 

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