コロナの影響でしばらく海外旅行ができそうにないので
YouTubeで、海外で暮らしている方の映像を見て、行った気分で疑似体験を楽しんでいます。
最近よく見るのが、中南米の魅力を配信するボランティア集団chanchitos.jp「ちゃんちーとす」という男性3人組。
その彼らが「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれている元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカさんとの対談をしていました。
恥ずかしながら私は、ホセ・ムヒカさんについてまったく知りませんでした。
ホセ・ムヒカ大統領は、南米ウルグアイ40代大統領で、大統領としての報酬の大部分を財団などに寄付し、毎月1000ドル程度で暮らしていました。「国民に選ばれた者は、国民と同じ暮らしをするべきだ」という信念で、給料の8割を慈善団体に寄付し、常に弱者に寄り添ってきました。
ブラジルのリオで行われた国連会議でのスピーチが話題になり、「世界一貧しい大統領」として全世界で有名になりました。
その人柄が日本でも共感を集め、関連書籍が出版され、最近映画化もされました。
早速、絵本と文庫本を買ってみました。
「私は貧乏ではない。質素なだけです」
「貧しい人というのは、ものをもっていない人のことではない。真に貧しい人というのは、際限なくものを欲しがり永遠に満たされない人のことである」
「物を買うというのは、稼いだ金で買っているのではなく、労働をした時間で買っているのだ」
「私たちは発展するために生まれてきたわけではない、幸せになるために地球に生まれてきたのだ」
この本は子供向けの絵本として発行されていますが、「世界一貧乏な大統領」からの珠玉のメッセージが詰まっています。本当の幸せとは豊かさとは何か深く問いかける「大人の絵本」です。
ぜひ、皆様にも読んでみて頂きたいです。