昨日は文子さんからおすすめの本の紹介がありました。
私も本を読む事が好きで、東野圭吾さんのミステリーものをよく読むのですが、昨日ブログの中で紹介されていた「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」読んでみようと思います!
さて、私の心に残る本のお話を少しします。「加賀屋の流儀」です。
皆さんご存知のあの和倉温泉の名旅館についての本です。
ちょうど添乗で加賀屋の系列店、金沢にある昼食場所の売店で販売されていたものを見つけました。
当時の私は少し仕事に悩みを抱えていて、何か答えが欲しいというか解決策を見出したかった気持ちで購入しました。
加賀屋さんの接客の極意のような事が書かれてあるのですが、その中の一つがすごく心に残っています。
ある会社の社員旅行で奥様を亡くされた男性が参加されていました。
その方は奥様の遺影を旅行時にいつもバックに忍ばせていて、旅館に到着してお部屋でテーブルの上に置いていたそうです。
その事に気がついた担当の仲居さんが夕食時に奥様のお食事も持ってきてくださり、奥様の遺影の前に同じようにお料理を並べてくださったんです。
その男性の方は感動され、是非来年も加賀屋に泊まりたいと思われたそうです。
観光地の案内も大事ですが、その人の気持ちに寄り添う事が何よりも大切な事に気づく事ができました。
私もそんな人になれるよう、これからも相手の方が大事にしている事に寄り添う気持ちを忘れずにいたいです。