こんにちは。
梅雨の時期に美しいコケの名所に行ってきました!今回は山犬嶽ハイキングを紹介いたします。
徳島県、勝浦町にある山犬嶽はコケの名所として近年人気を集めています。
標高は997.6m。山犬嶽は山犬が口を開けたような形の岩石が山頂にあったことから名付けられたと言い伝えられています。残念ながら、江戸時代の初期に山頂が崩落したため、現在その姿を確認することはできません。
苔の名所は山の中腹ほどにあります。
頂上までは行かず、苔の名所まで片道約40分歩きました!
登り始めは一面木が真っ直ぐ生えています。雨上がりのモヤのかかった森の中は幻想的です。
足下は土や砂、砂利もあり、湿っていると木の部分も少し滑りやすくなっておりますのでお気をつけくださいませ。
コケの名所の直前まで少し急な登り坂が続きます。無理せずのんびりお進みくださいね^ ^
「コケの名所」や「コケ」と書かれた看板を見つけつつ、しばらく進んでいくと、足元の岩々に苔むしたものが多くなってきました。そして、一気にびっしりと生えた水ゴケが目の前に広がります。
この一帯にある岩々は大昔、山の大崩落があった際に落ちてきたそうです。
湿気が多く、雨上がりだったこともあり、苔は青々と生き生きしているように感じました。
コケをゆっくりと見た後はのんびりと下山します。
登山口のすぐ近くには地元の方が作った山の休憩所「山の駅 峯田」があります。ここは標高670mです!
江戸時代中期、安永6年(1733年)建築の「峯田家」の住宅で、木の切り株で作ったベンチなどもあり、眼下の景色を眺めながら、下山後の休息をとることができます。
また、山犬嶽の登山口に行くまでにご覧いただきたいのが日本の棚田100選に選ばれている「橿原の棚田」です!徳島県で初めて「国の重要文化的景観」に認定されました。
この景観を保全していこうと2005年からは棚田オーナー制度に取り組み、この地区外の棚田の交流をもとに耕作体験や放棄地の復田に取り組んでいます。
苗が育ってきてこちらも青々としています♪
近くには水車小屋もあり風情がありました!
そして昼食は阿波地美獲 あおきにて「阿波尾鶏のグリルランチ」をいただきました!
鶏肉はしっかりと歯ごたえがありおいしくアユは頭からしっぽまで柔らかくペロッと食べてしまいました。
お店の裏側には、広いお庭でのびのびと遊ぶ子ヤギさんがいました!かわいいです(⌒∇⌒)
そしてそして昼食の後は、アジサイを見に佐那河内村の大川原高原へ。
高原の頂上の標高は1019m。バスでどんどんと坂道を登っていきます。
市街地と比べて1年中、4~5度ほど気温が低いそうです。アジサイの見ごろも標高が高く気温が低いためか、6月末から7月初旬ごろと少し遅くなっており、ひんやりとした空気の中でアジサイを楽しむことができました。
標高が高く、曇りや霧が多い気候条件がアジサイの成長に適しているのだそうです。
この日も一面霧が立ち込めていました。斜面になっている部分にアジサイが敷き詰められ青いアジサイが咲き乱れています。
空気が澄んでいて、市街地からの光が入ってこないので、天体観測に適したスポットです。
また、夜にも訪れてみたい場所です♪
散策をしていると一瞬霧が晴れ、目の前に大きな風力発電の風車が!あたり一面真っ白だったのでこんなに近くに立っていたのだとびっくりしました。
山犬嶽のコケ、そして大川原高原のアジサイ、この梅雨の時期に美しい風景に癒されました。