こんにちは。
暑い日が続いてますね。
今回は焼岳登山の添乗に行ってきましたので、紹介したいと思います!
焼岳は日本百名山のひとつで北アルプス南部の山です。長野県松本市と岐阜県高山市にまたがっています。
今も噴煙をたなびかせる活火山で、岐阜県側では硫黄岳とも呼ばれていました。
南峰(2,455m)は登山禁止になっていて、登れるのは北峰(2,444m)のみです。
今回は焼岳の登山基地、「中ノ湯温泉旅館」から出発して、焼岳北峰を目指す「新中ノ湯ルート」を歩きました。
中ノ湯温泉旅館は安房峠の中腹にある一軒宿です。前日は温泉につかって疲れを癒し次の日の登山に備えます。原生林に囲まれた静かなところです。標高約1500mのところにあるので朝方・夕方は夏でも少しひんやりとした空気が漂います。ロビーからの景色も素敵です♪
そして次の日早朝。ガイドさんたちと合流し、準備体操をし説明を受けた後、山行スタートです。
登山口からはしばらく森林地帯、針葉樹林の中を歩いていきます。足元は岩や木の根っこが数多くあります。天気がいいとかなり暑くなってくるため、こまめに水分補給し、熱中症に気をつけつつ進んでいきます。
標高2,000m付近、下堀沢出合あたりから、空が開けてきて周りを見渡せるようになってきます。焼岳山頂部が見えました!まだ距離が遠く、高く見えますが、頂が見えると少しうれしくなります。
ここを過ぎると登りはだんだんと急になってきました。
より山頂が近くなると大きい岩のゴロゴロした登山道に変わってきました、歩幅を乱されるのでよいしょよいしょと登っていきます。
およそ3万年前から始まったといわれる火山活動は、現在沈静化していて噴火警戒レベルも最小の1に設定されています。今回は安全に登山を楽しむため、ヘルメットを着用しての山行です。
山頂手前にはエメラルドグリーンの美しい火口湖。
溶岩ドームからは白く噴煙が立ち上がり、硫黄のにおいが風に運ばれてきます。
目の前の自然の雄大さを感じる迫力満点の景色に思わず息のみ、圧倒されます。
そして次はいよいよ山頂です。
ぐるっと北峰の裏側に回ってしばらく岩の間を進んでいきます。
ついに到着!こちらが北峰山頂です!!!
少し雲が出てきていましたが山頂からは、上高地が眼下に見え蛇行する梓川の様子がわかります。
視線をずらすとお隣には穂高連峰も。360℃パノラマの景色に感動しました!
山頂からすぐ真下に火口湖も見えました!もくもくと噴煙が!
そして今度は下りです。
基本的には登ってきた道と同じ道ですが、こんなに登ったのかと思いました。
岩が足元に多く転がっていて、上りでは感じなかった段差が大きく感じるところもありますので足元に注意しながら、ゆっくり慎重に下山していきます。
そしてついにゴール地点・中ノ湯温泉旅館に到着!
下山後にほっと一息。
自然の雄大さたっぷり感じた登山でした。