こんにちは。
少しずつ寒くなってきました。
今回は先日、添乗で訪れた一足早い山の紅葉を紹介したいと思います。
長野県松本市 岳沢に行ってきました。
上高地の河童橋などから正面に見える穂高連峰の中腹にあるカール(氷河期に氷河によってできた渓谷)です。
河童橋付近から、穂高連峰方面を望んで、出発です!
写真の中央、山の中腹の白い部分を目指します。

原生林の中に続く木道を歩いていくと岳沢湿原が現れます。
朝方は、光が差し込み、水面がきらきらしています。

登山口に入ると樹林帯の道を進んでいきます。
岳沢のコースには下から10~1の番号のついたプレートがあり、番号を目標にしながら登っていくこともできます。
7のプレートあたりに風穴があります。
洞窟の中に夏でも氷が解けず残っているため、前を通ると天然のクーラーのように涼しい風が噴き出しています。


木々の間から山々が垣間見えるようになり、少しずつ視界が開けてきました。
林道が続いていたので少しずつ登ってきている実感が湧いてきました。

樹林帯を抜けると広いガレ場に出ました。今回の難所の1つです。
岩石がゴロゴロと積み重なっており、岩が不安定で動く部分も多いので足元に注意しつつ歩いていきます。
顔を上げると素敵な風景が。。スタート地点の上高地側、梓川もはっきりと見て取れます。
この辺りが岳沢の末端部分になるようです。
次は岩が組み合わせて作られた階段を進んでいきます。急な坂も頻繁に出で来るようになってきました。
標高差をほぼ直線的に登るのでここからが長丁場です。

ひたすら登り続けます。
1のプレートを発見しました。あとひと踏ん張りです、、!

今回の目的地に到着!
岳沢小屋は、上高地より穂高連峰へ向かう岳沢に平成22年に建設された小屋です。
穂高連峰の姿を間近で満喫でき、眼下には上高地も見渡せます。
穂高連峰へ向かう登山者の方にとっては穂高縦走のベースキャンプとしても使われています。

さて、こちらでお待ちかねの登山弁当のランチタイムです。
デッキから見下ろした景色

こちらは小屋から見上げた風景です。

名残惜しく感じながらも小屋を出発。
下山は岳沢小屋より登ってきた道とほぼ同じルートを下っていきます。
標高によって段階的に変わる葉の色を楽しみながら、穂高連峰の迫力に感嘆しながら、
無事登山を終えました。
現在は岳沢小屋周辺の紅葉のピークも過ぎ、
小屋締め作業もしているとのことで、冬の準備です。
これからいろいろ紅葉のベストシーズンとなってきます。
同時に気温もぐっと下がってきておりますので、みなさまお身体お気をつけてお過ごしください。