屋島の最北端
2021.06.03
こんにちは。
今回は前に屋島の先っぽの最北端を目指して、探検に行った際のことを紹介したいと思います。
屋島といえばテーブル山ともいわれ、形が特徴的な山です。山の頂上が平らになっていることから、屋根のような形をしているとして「屋島」と名付けられました。
屋島には屋島登山口駅から屋島山上駅までの区間を屋島登山鉄道のケーブルカーが通っていました。「屋島ケーブル」と呼ばれ、かつては山頂に登ることができる手段として多くの観光客などが利用していました。しかしながら、「屋島ドライブウェイ」が開通し、ケーブルカーは2004年に廃止となっています。今でも屋島登山口駅には鮮やかな緑のケーブルカーの車体が残っており、その空間だけ時が止まっているかのような感覚に陥ります。
「屋島スカイウェイ」は、高松の東にある屋島の南麓から東側を通り、南嶺山上にたどり着きます。
今回は屋島の北嶺を目指して歩いていきます。南嶺から北嶺へは遊歩道があり平坦な道を歩くことができます。鳥たちの声を聴きながらぼ~とお散歩するにはぴったりの場所です♪
しばらく歩いていくと展望台、「遊鶴亭」にたどり着きました。屋島の三大展望台の一つで、320度の大パノラマを満喫できる場所です。
写真に写っている岬まで行ってみることにします。
遊鶴亭でのんびり景色を楽しんで休憩した後、今度は北嶺登山道を通って下山していきます。
途中階段や急斜面もある山道なので、ゆっくり足元に気を付けながら進んでいきました。
途中、根本近くから枝分かれしている変わった木にも遭遇しました。目の前に現れたときは奇妙な木の形に思わずまじまじと見入ってしまいました笑
登山道は車道に行き当たり、またしばらく歩いていきます。。
そしてついに屋島の先っぽの岬、「長崎の鼻」に到着しました!!
長崎の鼻は瀬戸内海に突き出した屋島の先端部分です。
1853年のペリーの来航以来、外国船の監視と防備の必要性が高まり、讃岐国でも、幕末の1863年、幕府の命を受けて11代高松藩主・松平頼聰が瀬戸内と高松湊の防備のため、長崎の鼻に砲台を築いたそうです。
振り返ると屋島の山が見えます。尖っているように見えるところが、北嶺です。
岬の先端に立つと、視界一杯に瀬戸内海が広がり、行き来する船を眺めることができます。
しばらく時間を忘れて、ぼんやりとたたずんでいました。
香川県にもまだまだ知らない魅力がたくさんあります。
また、いつかいろいろな場所に散策に出かけて見つけていけたらと思います♪