皿ヶ嶺・竜神平と滑川渓谷
2022.07.25
こんにちは。
今回は添乗で訪れた愛媛県東温市の絶景スポットを2カ所紹介します。
まず一つ目が、皿ヶ嶺の中腹にある「竜神平」です。
皿ヶ嶺は石鎚山系の西部に位置し、なだらかな稜線が伏せたお皿のように見える事から名付けられました。
登山口となる標高約900m地点の上林森林公園から標高約1045ⅿ竜神平の湿原までの往復トレッキングです。
この登山道沿いは春から夏にかけていろいろな花が咲きます。
登山道では早速、ギンバイソウ(銀梅草)の群生を見つけました。
5つの花弁が開いて、梅の花に似た花が咲くことが名前の由来だそうです。
可愛らしい白い花が斜面にたくさん咲いていました♪
皿ヶ嶺の標高約1150m地点に広がる竜神平は、ブナ林に囲まれた盆地状の広大な湿原。
以前はミズゴケに覆われた湿地でしたが、乾燥化が進みクマザサなどが侵食しています。
竜神平を見ながら、お待ちかねのお弁当タイムです。
山菜おこわのおにぎりがもっちりしていておいしい!
おかずも種類豊富に入っておりボリュームたっぷりでした。
おなかを満たしてから少し湿原の散策です。
ハンカイソウが咲いていました!
草原に生育する多年草で茎の高さは60~100cmと長く、黄色い大きな花が特徴的です。
遠くに見える赤い屋根は、愛媛大学山岳会の竜神小屋。
無人ですが、利用料500円で使用できます。
コバノギボウシ(小葉擬宝珠)。
ギボウシのなかでは葉が小さめです。ギボウシはつぼみを橋の欄干の擬宝珠にたとえ名付けられたそうです。
青紫の花が草原の中でとても映えます!
今回はたくさんの夏の花に出会うことができました!
お天気も良く、竜神平はのんびりできる癒しの楽園でしたよ(^^)
次に紹介するのは愛媛県東温市にある滑川渓谷です。
幾千もの年月が創り出した幻想的な水の秘境と言われています。
渓谷の特徴は長い年月をかけて侵食された砂礫岩の奇怪な岩肌や
全長1kmにも及ぶナメラと呼ばれる美しい川床。
浅い川を渡りながら渓谷沿いの道を上流に向かって歩いていきます。
緑がかった色がきれいな甌穴(おうけつ)があります。
滑川渓谷の甌穴は、流水が川床の小さなくぼみに渦を巻き、それに巻き込まれた小石が内側を削ってできたものだといわれています。
駐車場から約30分ほど歩くと「奥の滝」に到着します。
「奥の滝」では、湾曲した巨大な岩の中心部から流れ落ちています。
時間を忘れてしまうような空間でまさに秘境でした!
足元に気をつけながらも滝の近くまで近づいていくこともできました。
そしてこの「奥の滝」を折り返し地点に、帰りは林道を下っていきます。
今回は愛媛県東温市の山と渓谷の2カ所歩きましたが、まだまだ知らない四国の魅力がたくさんありました!!
これからも色々な魅力を発見していきたいです!