30番 善楽寺 ―お地蔵さまに願いを―
2009年12月 7日 12:46
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これは絵馬です。
30番札所は、最近まで安楽寺と善楽寺のどちらに行っても構わない、
ということになっていた。
元々、善楽寺が大師によって建てられたのだが、
明治時代の廃仏毀釈によってなくなり、
そのあと安楽寺が公に30番札所となったのだ。
昭和に入ってから善楽寺も再興され、30番札所は2つになったが、
裁判などを経て平成6年に善楽寺が30番札所、
安楽寺が奥の院と正式に定められた。
このお寺には「梅見地蔵」という、
首から上に効くと言われているお地蔵さんがある。
目や耳はもちろん、頭にも効くので受験生の絵馬がたくさんあった。
早速、私達も絵馬を書いてみる。
そして吊るす。
元々梅の木の下にあったから梅見地蔵なのだが、
今は移転し梅のないところにいた。
願ひごと集ふや秋のゆふぐれに る理
(野口る理 記)