私のお遍路体験記 ~八十八ヶ寺と奏でる私の詩~

54番 延命寺 ―いつでもほほえみを―

2010年2月27日 15:20 記事一覧に戻る
54番 花

ほほえみ地蔵がいる寺。

54番 門

このお寺の山門は、
今治城が焼けてしまったときに焼け残った門を移転させたものだそうだ。
度重なる戦火の中を、名前の通り生き延びてきた寺である。
明治までは、円明寺だったそうだ。


また、「ほほえみ地蔵」というかわいらしいお地蔵さんもいる。
和顔施(笑顔で優しく接すること)という仏教用語もあるように、
ほほえみによって、何か救われることがあるような気がする。

54番 地蔵



余談だが、移動中のタクシーの中で、
この原稿を書いていたりもしている。
もちろん、色々(ほんとうに色々)話をしたり、外の景色を眺めたり、
お菓子を食べたり、気持ち良く眠ったりもしている。

54番 さきPC


微笑みは目も閉ぢ気味に花芙蓉   る理
                              (野口る理 記)